夏になったけど寝袋生活は今どうなってるのか報告会

BearsRock社の寝袋 購入品
BearsRock社の寝袋

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暑い日が続いていますが、皆様いかがお過ごしでしょうか。

節約したい気持ちは分かりますが、酷暑で熱中症にならないためにも、クーラーは絶対つけましょうね。

わたしは昼も夜もクーラーガンガンにかけてるので、電気代がやばいことになりかけてます(笑)
まあ、必要経費です。

さて、そんな夏真っ盛りの今日この頃ですが、まだまだ昼も寒い日が続いていた今年の3月初め、このようなポストをいただいていました。

寝袋夏レビュー希望のポスト

このポストをいただいてすぐ、わたしは2024年8月1日に「寝袋夏レビュー」というリマインダーをセットしておいて、忘れずに夏レビューをしようと考えていました。

ところが今年の夏、もうすでにかなり暑い日がありますよね。

「これはもう、少し早いけど寝袋夏レビューした方がいいんじゃない?」

と思ったので、今回は寝袋、そしてそれと一緒に使っているインフレータブルマットについて、半年使ってみての感想や、夏の使用感などについてお話していこうと思います!

製品概要

まずはじめに、わたしが使っている寝袋とインフレータブルマットについて軽くご説明させていただきます。

私が使っているのは『Bears Rock 封筒型寝袋 MX-604』と『Bears Rock キャンプマット 5cm MT-105F』です。



どちらも5,000円弱で買うことのできる、カテゴリー全体で見るとやや低価格寄りの商品になります。

寝袋 MX-604について

まずこちらの寝袋ですが、商品名にもあるように、封筒型の寝袋となっています。

寝袋には大きく分けてマミー型と封筒型があり、マミー型は耐寒性能が高い反面寝袋内での身動きがとりづらく、封筒型は寝袋内で身動きが取りやすい反面耐寒性能はマミー型に劣るという違いがあります。

ガチの冬キャンプをされる方とかでしたらマミー型の方が良いのかもしれませんが、冬キャンプしない方や屋内でおうちキャンプ等をされる方は封筒型の方が快適に過ごせるでしょう。

サイズは、使用時:幅80cm x 長さ230cm、収納時:幅23cm x 高さ39cmです。

寝袋なので、普通の寝具よりかなりコンパクトになります。

MX-604の大きな特徴として、縫製方法の違いがあります。

一般的な低価格の寝袋などは、寝袋表面を左右に波打つような縫製がされていることが多いです。

この縫い方だと低コストで寝袋を作ることが出来るというメリットはありますが、中綿が偏りやすいという大きなデメリットがあります。

MX-604はそんな低コストだけど中綿が偏りやすい縫い方を敢えて避け、縫い目を横方向にボーダーライン状に縫製しています。

こうすることで製造コストは上がりますが、中綿が偏りにくくなるとのことです。

ジッパーを全開にした寝袋
ジッパーを全開にした寝袋

あとこの寝袋、ジッパーを全開にすることが可能です。

ジッパーを全開にすることで、肌掛け布団のような使い方をすることが可能になっています。

この仕様、特に夏に使える仕様になっていますので、その辺は追い追い説明します。

ちなみに公式だと全開にすれば敷布団みたいに使えますと謳っていますが、正直敷布団としては薄すぎるので、肌掛けとして使った方がいいと思います。

あとは綿が他社製よりふわふわしてて厚みがあったり、生地が裂けにくい丈夫な生地だったり、ムレにくかったり等々、よくあるメリットがずらずらと並べられています。

最近あらたにホワイト色が仲間入りしたらしいので、わたしも近いうちにホワイト色を買い足すかもしれません。

ただ今は買いたいものがたくさんあるので、後回しになる可能性も微レ存。

ちなみに現在はタフブラウンという色味のものを使用しています。

キャンプマット 5cm MT-105Fについて

つづいてはインフレータブルマットについて。

インフレータブルマットとは、中にウレタンフォームの入ってる寝袋の下に敷くマットで、バルブから空気を入れて本体を膨らませて使い、使用後は体重をかけて圧縮しながら丸めて空気を抜き、収納袋に入れて保管するというものです。

インフレータブルマットとエアマットの違いは、中にウレタンフォームが入っているか否かの違いです。

さて、インフレータブルマットについて軽く説明したところで、ここからはMT-105Fについて説明していきます。

とはいっても、このキャンプマットについては、あまり説明することがありません。

サイズは、本体が幅65cm x 長さ170cm、付属枕が幅65cm x 奥行最長30cmです。しまったときの高さと使用時の本体幅は同一です。

厚さは5cmということで、インフレータブルマット界隈ではやや厚めぐらいの厚さ、中の上ぐらいです。

インフレータブルマットのウレタン厚は本体重量と比例するので、徒歩キャンプとかでウレタン厚の厚いインフレータブルマットを持っていくと大変なことになりますので注意して下さい。

他には、空気を入れるとき用のバルブが逆止弁付きになっているので、空気を入れてる時の空気の逆流を防いでくれ、空気が入れやすいです。

連結用のスナップボタンも付いているので、複数枚つなげて使うことも可能です。家族でキャンプする時とかに便利ですね。

半年寝袋生活をした結果

ここからは、上に挙げた製品で半年間、キャンプではなく普段使いで寝袋生活をしてみての感想を述べていきたいと思います。

まずはじめにインフレータブルマットのMT-105Fについてですが、これは良くないですね。

空気を入れたての時とかはいい塩梅の硬さで寝られるんですけど、2, 3日経つと空気が抜けてしまってまた空気の入れ直しになります

本来は毎日インフレータブルマットを片づけて生活すべきなんでしょうが、超めんどくさがりのわたしはついつい出しっぱなしにしてしまって、結果空気の抜けたインフレータブルマットをたまに空気を入れなおす必要に駆られてしまいます。

空気がすぐ抜けるせいもあるかもしれませんが、ウレタンフォームも一晩寝るとその時の身体の形が形状記憶されてしまい、何か嫌です。

とはいえ寝心地に関しては、入れる空気量をうまく調節できれば申し分ない寝心地なので、お金に余裕ができるまではしばらく使い続けたいと思います。

あと、枕。

MT-105Fにはインフレータブルピローも付属されているのですが、商品ページの写真のようにインフレータブルピローをスナップボタンでインフレータブルマットに接続して寝ようとすると、寝心地が最悪です。首の高さが合いません。

首の高さを合わせようとめいっぱいに空気を入れると、今度は枕の反発力が強すぎて眠れません

なのでわたしはインフレータブルピローをスナップボタンで留めず、インフレータブルマットの上にインフレータブルピローを置いて、その状態でちょうどいい高さに調節して毎日寝ています。

インフレータブルマットの上にインフレータブルピローを置くと、そこまで空気を入れなくても良くなるので、ピローのウレタン感を感じることが出来て、寝心地がとても良くなります。

なのでMT-105Fを使いたいのであれば、ピローはマットに連結するのではなく、マットの上に置いて使うことを強くお勧めします。

ただこの使い方の場合、インフレータブルマットの長さ問題がもれなく発生します。

MT-105Fは全長が170cmしかないため、マットの上にインフレータブルピローを置いて使うとなると、日本人の9割は足がマットからはみ出ます

これは慣れてください。慣れればそこまで寝心地に影響はないです。こうするしかないでしょう。

ここまでMT-105Fを散々悪く言ってきましたが、10段階評価をするのであれば、8点ぐらいの点数はあげてもいいくらいには良い製品です。

そもそも値段が5,000円弱です。その価格で寝心地の悪くない割と丈夫なインフレータブルマットを作ってくださっているのですから、今まで挙げてきたデメリットはまあ目を瞑ることができると個人的には思っています。


続いて寝袋のMX-604についてですが、これは新色買うかもと前に述べたことからも分かるように、かなり気に入っています。

使い始めは真冬の2月でしたが、着こめば暖房なしの部屋でもぐっすり眠ることが出来ました。

そして今は7月、夏真っ盛りですが、今でもこのMX-604を使い続けています。

夏の使用感については次の章で詳しく説明しますが、冬でも快適・夏でも快適なこの寝袋を酷評するのは難しいです。

ただいくつか気になる点はあります。

MX-604ですが、我が家で使われているのは2代目です。

初代はファスナーがファスナーガードを噛んでしまい、買ってすぐにダメになってしまいました。

2代目はファスナーの使い方に慎重になりながら、少しでも動きが悪かったら都度ファスナーが噛んでないかを点検しつつ使っています。

ただ壊れた時もメーカーさんが丁寧に対応して下さり、交換品(2代目)を迅速に送っていただけたので、この問題は本当に些細な問題だったと今なら思えます。

そんなこんなでずっと使っている2代目MX-604ですが、最近縫い目の部分が破れたのか、中綿が見える状態になってしまっています。

まあ100均で縫製セットを買って自力で修理できますので、これはほんと軽微な問題。縫う前に誤って洗濯してしまわないようにだけ気をつければいいと思います。

ちなみに2代目MX-604ですが、我が家には2つあります。

一つが普段使い用で、もう一つが防災用です。

我が家の防災カバンには、寝袋も仕込まれています。

避難所では毛布は配布されますが、寝袋は配布されません

ただでさえストレスの多い避難生活をよりストレスなく過ごすために、寝袋は欠かせません。

寝袋が入っているせいで防災カバンはかなり大きくて重くなってしまっていますが、備えあれば患いなし、ぜひ防災セットに寝袋も追加してみてください。

本題:夏に寝袋って、どうなん?

お待たせしました。

今回の記事を書くきっかけになった「夏レビュー」をしていこうと思います。

結論から申し上げますと、この寝袋、夏でも使えます。

製品紹介の章でも述べましたが、この寝袋はファスナーを全開にして肌掛け布団のようにして使うことができます。

この肌掛け布団モードも、そのまま使うと真夏は暑いですが、だったら掛ける箇所を限定すればいいのです。

多分皆さんも、夏は布団をお腹周りだけ掛けるでしょう?

同じように、この肌掛け布団モードの寝袋をお腹周りだけ掛けるようにすればいいのです。

折りたたまれた寝袋

そうするとあら不思議。

真冬は可能な限りすき間を減らしてくるまっていた寝袋。それで暖を取ることができていた寝袋。そんな真冬で使える寝袋が、夏でも使えるようになってしまうのです!寝袋一つあれば、夏用とか冬用とか持たなくていいのです!!これ、めっちゃ良くないですか??

なのでわたしは今後もこの寝袋を使い続けますし、機会があれば新色のホワイトも買ってみたいなと思ったりしているわけです。

写真だと寝袋の右半分を掛け布団として使っていますが、下をインフレータブルマットではなくベッドまたはソファベッドを使用される方は、頭をカバーする袋状の部分を間に織り込んで、寝袋を中央揃えにして使うと、床に落ちたりする心配もなくて良いかなと思います。

ちなみに寝袋をファスナー全開にして開いて使うと、幅が160cmになります。

シングルサイズの掛け布団が大体150cmぐらいですから、それより少し大きいかなくらいのサイズ感になりますね。全然実用性ありそうです。


ただ難点があるのが、インフレータブルマットMT-105F。

この子、ムレます

MT-105Fは、表面がPVC素材で出来ています。言い換えるとビニールです。

なので吸湿性や放湿性は皆無で、結果ムレます。

寝袋はムレにくいですが、マットはムレます。

そもそもこのマットは、直で肌が触れることは想定されてないと思います。

寝袋をお腹周りだけ掛けたいときは、ジッパーを上下だけ開けて、真ん中だけ開けない状態にして使うことを想定されています。

なので寝袋は吸放湿性が高い訳です。

本来想定されているであろう寝袋をお腹周りだけ掛ける掛け方
本来想定されているであろう寝袋をお腹周りだけ掛ける掛け方

あと、PVC素材の方が、汚れ落ちが良いです。

インフレータブルマットは基本キャンプ等での使用を想定されていますから、吸放湿性は寝袋に任せて、自身は汚れ落ちを良くした方がいいという仕様にするのは合理的な判断です。

ただ、写真のような寝袋の使い方だと、暑いです。

なのでわたしは寝袋を全開にして、肌掛け布団モードで使っているという訳です。

結論、真冬でも使える寝袋は、ファスナーを全開にして肌掛け布団モードにすれば、夏でも使えるが、インフレータブルマットが若干ムレるため、夏は下にNクールとかを敷いた方が快適にはなりそう。

以上です。

結び

何だかんだで5,000字越えの長い記事にはなってしまいましたが、いかがでしたでしょうか。

寝袋生活は、インフレータブルマットがあればおそらく多くの方が想定されているよりは快適です。

そして寝袋は、普通の布団やベッドのシングルサイズよりも場所を取りません。

しかもしまう時はコンパクトに収納が出来るので、自分用途来客用の2セットを持っていたとしても、上下に分かれている押入れの一段の半分も使いません。

寝袋生活をすることで、狭い部屋でもインテリアの自由度は格段に上がりますので、わたしのシンプルライフには無くてはならない存在となっています。

まだ買って半年ですが、寝袋は今年買ってよかったものにランクインすること間違いなしです。

あなたも寝袋とインフレータブルマットで、寝袋生活、始めませんか??

それでは今日はこの辺で。
最後までお読みいただきありがとうございました!

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