寝袋生活、はじめました

床に敷かれた寝袋 シンプルライフ
床に敷かれた寝袋

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「もっと持ち物をコンパクトにできないか」

そんな思いから、先月、寝袋生活をスタートしました。

スタートから10日ほどが経ったのですが、今回は寝袋生活の経過報告的なお話をしようと思います。

結論

最初から結論を申し上げます。

寝袋生活、めっちゃいいです。

折りたたみマットレスからの移行でしたが、特に問題もなく過ごせています。

寝れる日はちゃんと寝れます。寝れない日は元から寝れなかったので、寝袋は関係ありません。

何なら昨晩は、いつも飲んでる睡眠導入剤を飲んでいなかったのですが、12時間ぐっすりでした。

「寝袋は布団より寝心地が悪い」と思っている方がいらっしゃるのであれば、おそらく寝袋生活で押さえておくべきポイントを押さえていないせいもあるかもしれません。

これから寝袋生活を快適に送るポイントもお伝えしていこうと思いますので、ぜひ最後までご覧下さいませ!

寝袋だけではダメ!インフレーターマットも使おう

まずはじめに申し上げておきたいのは、寝袋だけで寝ようとするのは無茶です。

寝袋は、筒状の肌掛け布団のようなものです。

それ即ち、背面も肌掛け布団のようなもの。

寝袋単体では、薄いし底づき感もすごいしで、とても寝られたものではありません。

しかも冬場は、床からの冷気も寝袋に襲い掛かってきます。

寝袋自体、耐寒性がある程度あるとはいえ、限度はあります。

やっぱり床からの冷気を完全に遮るには、素材が薄すぎるのでしょう。寝袋単体だと結構背中が寒いです。

では、どうすればいいか。

結論、インフレーターマットを使いましょう。

「インフレーターマットとはなんぞや?」という方も多いかもしれません。寝袋生活を始める前のわたしもそうでした。

インフレーターマット(インフレータブルマットともいう)とは、言うなれば寝袋用のコンパクトな敷布団です。

キャンプなどで寝袋の下の地面の凹凸の影響を軽減し、寝心地を良くするために使用されます。

そして、キャンプなどを前提としているので、空気を抜いて圧縮できるという特徴もあります。

キャンプ用と侮るなかれ、インフレーターマットは標準的なもので厚さ5cm、厚いものだと10cm以上のウレタン厚があります。

ただし、ウレタンが厚くなればなるほど、携行性は下がります。ウレタン厚の厚いものは、主にオートキャンプなどでの使用を前提としています。

わたしが購入したのは、ウレタン厚5cmのインフレーターマット。

快適性も損なわず、コンパクトに収納できる万能選手です。

床に敷かれたインフレーターマット

インフレーターマットを床に敷いてみるとこんな感じ。

インフレーターマットも寝袋も、床の色と同じライトブラウン色のものにしたのですが、主張が少なくていい感じです。

わたしが買ったインフレーターマットには、枕も付属していました。

写真ではインフレーターマットの上部にスナップボタンで固定されていますが、今はスナップボタンを外してインフレーターマットの上に置く感じで使用しています。

寝袋とインフレーターマット

上に寝袋を敷くとこんな感じ。

インフレーターマットの横幅が60cm、寝袋の横幅が80cmあるので、寝袋がインフレーターマットを完全に覆う形になり、インフレーターマットは目立ちません。

まるで寝袋だけで寝ているかのようです。

そうそう、インフレーターマットの横幅が60cmという点、気になる方は気になるかもしれません。

インフレーターマットは、全体的に横幅が普通の布団より狭いです。

なので寝返りが激しい方には、寝袋生活は向かないかもしれません。

60cmも、インフレーターマット界においては「やや広め」の横幅です。

この辺、寝袋生活を導入するか否か、判断が分かれるポイントだと思います。

閑話休題、インフレーターマットを導入する前は、かなり寝心地に難ありでしたが、インフレーターマットを導入してから、寝心地が格段に良くなりました。

今では正直、寝袋にする前と睡眠の質が大差ない程度には、寝袋 with インフレーターマット生活に満足しています。

なので、ぜひ寝袋生活をするにあたっては、インフレーターマットを導入することを強くお勧めします。

封筒型でも全然寒くない!

ところで寝袋には、大きく分けて2種類の形があります。

マミー型と封筒型です。

一般的に、マミー型は耐寒性能に優れていて、封筒型は寝袋内での体の可動性に優れていると言われています。

自宅で布団代わりに寝袋で寝るなら、封筒型でも十分あたたかいです。

マミー型で言われる「耐寒性能」というのは、あくまで屋外での使用を前提とした場合の話です。

すきま風の吹き込むような木造家屋でもない限り、基本的に家の中は屋外ほど寒くはなりません。

わたしの住んでいる町は、やや内陸とはいえ、北日本や山沿いの地域ほど冷え込むようなこともありません。

そもそも北日本、特に北海道などは、家自体の断熱性能が高いと思います。

なので、屋外使用しない寝袋生活においては、寝袋は封筒型で全く問題ないと思います。

むしろ封筒型だと寝返りが打ちやすいなどのメリットがあるので、日々の使用でストレスにならないのは断然封筒型だと思います。

最大のメリット:超コンパクト!

収納された寝袋とインフレーターマット

なにより寝袋(とインフレーターマット)の最大のメリットは、超コンパクトになることだと思います。

写真は寝袋とインフレーターマットを、使用後に収納した状態のものです。

機械的に圧縮梱包されている未使用状態で、ではなく、圧縮を解いて十分に空気を含んだ後に空気を手作業で抜いて収納した状態、という点がミソです。

一回空気を入れた後のものでも、収納するとこんなにコンパクトになります。これが寝袋生活最大のメリットです。

写真だと分かりづらいかもしれませんが、収納時寝袋は幅が半分になっていて、インフレーターマットは幅はそのまま丸めただけです。

なので写真の状態で、寝袋は高さ36cm、インフレーターマットは高さ64cmほどになっています。

推測ですが、インフレーターマットは、マット部は60cmですが、フチがあるので64cmほどになっているものと思われます。

とはいえですよ、丸めているので幅は寝袋で24cm、インフレーターマットに至っては19cmしかありません。

A4用紙の短辺が21cmですから、インフレーターマットはA4用紙よりもスリムなわけです。

せっかくA4用紙が出てきたので、A4用紙基準で説明すると、A4用紙の長辺は約30cm(297mm)なので、収納したインフレーターマットの高さは、およそA4用紙2枚分です。

すなわち収納したインフレーターマットの大きさは、ほぼほぼA4用紙2枚分というわけです。

そして寝袋の収納サイズ、24x36cmというのは、ちょうどB4用紙(25.7×36.4cm)のサイズに近いです。

どちらもよく学校などで使われるプリントのサイズに近いと考えたら、寝袋たち、収納したらめっちゃちっちゃいよね、ということがわかるかと思います。

実際、今までは折りたたみマットレスと掛け布団、枕を収納するのに、押入れにスペースを意識して用意する必要がありましたが、寝袋たちは収納の隙間とかに普通に収まってしまいます。

とにかく持ち物を減らしたい人にとっては、寝袋生活、そこまで寝心地も悪くならない上に、コンパクトになるのでオススメです。

寝袋とインフレーターマットの厚み

ちなみに、丸めて収納したときの直径はこんな感じ。

比較に普段使っているニトリのスリッパを一緒に写しています。

折りたたみマットレスや冬掛け布団の厚みを考えたら、厚みも全然ないですよね。

わたしが買った寝袋・インフレーターマット

最後にわたしが購入した寝袋とインフレーターマットの紹介を軽くさせていただこうと思います。

わたしが購入した寝袋とインフレーターマットは、どちらも同じブランドのもので、Bears Rockというブランドのものになります。名前がエアーズロックみたいですね(笑)

寝袋は基本蛍光色などの目立つ色のものが多いのですが、Bears Rockの寝袋は比較的落ち着いた色味のものが多くて、カジュアルユースに適しているなと思います。

また、一般的な寝袋は単層綿となっているところ、Bears Rockの寝袋は2層綿となっているため、他社製同温度帯の寝袋と比較しても保温性が高くなっているのも特徴です。

ちょうど温度の話が出たので、温度関係の性能のお話をすると、この寝袋の適応温度は28℃~-6℃です。

-6℃は「厚手の服を着こんで使用することは可能ですが、長時間は適さない温度域」とのことですが、室内使用する寝袋生活においては基本-6℃まで室温が下がることはないと思いますので、問題ないかと思います。

半面、28℃は「薄着で寝袋に入っても快適に眠れる温度域」とのことですので、夏の夜なら安心して使用できそうです。

そしてこの耐寒性能を維持するために、Bears Rockの寝袋は横線状の縫い目になっています。

寝袋の多くは波状に縫われていることが多いのですが、この縫い方だと綿が寄りやすいそうで、Bears Rockでは横線状に7本の縫い目で縫われています。これもわたしがこの製品を購入しようと思ったポイントです。

ほかにもいろいろな機能がこの寝袋には備わっているのですが、すべてを語るととっても長くなってしまうので、あとは商品ページの説明に託して、ここからはインフレーターマットの説明を。

とはいえインフレーターマットについては、独自のウレタンフォームを使っているよー、とか、マットの形状にこだわっているよー、とか、そういったメリットがメインで、正直個人的にはあんまし響く点はありません(笑)

もちろんこれらの点が寝心地に大きく影響してるんだろうなー、とは思うんですけど、個人的にこのマットを買って良かった点は、何より寝袋と色味を合わせられた点ですかね。

寝袋よりカラーバリエーション豊富なインフレーターマットなんですけど、一部の色味はおそらく寝袋と連動していて、近い色のものを買えばちゃんと色合わせが出来るのがとてもいいと思います。

寝心地も良いので、Bears Rockの寝袋を買うなら、このインフレーターマットも併せて買うと良いと思います。

幅もインフレーターマットとしてはやや広めの60cmあるので、ベッドから転落するほど寝返りを打つ人でなければ、そこまで不満はないかと思います(寝返りが激しい人でも、何なら2つつなげてセミダブル相当にしてもいいかもと思ったり思わなかったり)。

付属の枕は、スナップボタンでマットの外に固定しちゃうと、空気を多めに入れなければいけなくなって、エアー枕みたいになってイマイチ寝心地が安定しなかったので、スナップボタンを外して、空気をあまり入れずにインフレーターマットの上に置いて寝るようにしたら、かなり寝心地goodです。

ひとつ注意点を挙げるとすれば、このインフレーターマット、長さが170cmしかありません。

なので枕をマットの上に置く運用方法だと、身長166cmのわたしでも、足がマットから少しはみ出ます。

大人の男性が足もマットの上に置く運用で考えるとするならば、もっと長さのあるインフレーターマットを使うといいかもしれません。

調べたところだと、VASTLANDのインフレーターマットとか長さが200cmあるのでよさそうですね。厚みも10cmあるので、かなり寝心地は良さそうです。

その代わり、収納性が悪くなる点と、枕が付属しない点は要注意です。

気になる価格ですが、2024年3月3日現在、寝袋の方は4,480円(税込)、インフレーターマットの方は4,980円(税込)です。

両方揃えても諭吉でおつりが来ます。

さすがに最低価格帯の寝具セットよりは価格は上ですが、寝心地とか諸々の機能性とかを考慮すれば全然高くはないし、むしろ安い部類に入る価格帯だと思います。

この機会にぜひ、寝袋生活、始めてみてはいかがでしょうか。

余談

実はこの寝袋、買ってすぐにファスナーがぶっ壊れました。

交換品が届いて分かったのですが、おそらく原因はファスナーガードをファスナーが噛んでしまうことで、ファスナーが動かなくなってしまう点のようです。

わたしが無理にファスナーを動かしたのが悪いのですが、そもそもファスナーガードがもっと高さがあればこんなことにはならないわけで、個人的にはもう少しファスナーガードの高さを持たせて、ファスナーガードをファスナーが嚙んでしまうという事態に陥らないようにして欲しかったところです。

ただ販売店さんの対応はとても良く、「買ってすぐにファスナーが壊れた」と言ったら、すぐに商品交換に応じてくれました。

とはいえ普通に買うよりは発送までに時間がかかってしまうだろうと見込んで、来客用を想定し、交換品が届く前に新しくもう一つ寝袋を追加注文したところ、交換品より1日早く届きました。

1日しか差が生じないほど迅速な対応をしてくれた、とも言えます。

商品ページを見る限り、おそらく品質にはかなり自信を持っているメーカーさんだと思いますし、実際交換品はファスナーガードをファスナーが噛むという事態はほぼ起きておらず、快適に使用できているので、メーカーさんのアフターフォロー含め、安くても質の高い商品だと言えると思います。

寝袋生活の記事はいずれ書きたいな、とは思っていましたが、このアフターフォローの良さから、ますますこの記事を書きたいな、と思いました。

結果的に6,000字を超える長大な記事になってしまって申し訳ないなとは思いましたが、それだけ寝袋生活、そして、Bears Rockさんの寝袋とインフレーターマットの良さをお伝えしたかった裏返しだと思っていただけましたら幸いです。

わたしは今後も、この寝袋とマットと共に、寝袋生活を続けていこうと思います。

「おっす、おらミニマリスト」という方は、ぜひ寝袋生活トライしてみてください。

それでは、きょうはこの辺で。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!

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